主指導教員が日本腎臓学会東部学術大会で教育講演を行いました。
9月27日~28日に開催された第55回日本腎臓学会東部学術大会にて、主指導教員が教育講演「臨床研究論文を発信したければ、“デザイン力”磨きからはじめよう」と題して講演を行いました。
これまで東部会といえば、どちらかといえば症例報告が中心の場という印象があり、若手の先生方にどれほど興味を持っていただけるのか少し不安もありました。しかし実際には、大学教授や基幹病院の部長といった指導的立場の先生方が多く聴講してくださり、臨床研究教育への関心の高さを実感しました。
講演後の質疑応答では、「先行研究を漏れなく収集するための具体的な方法」や、「後輩の論文ドラフトを添削する際、指導が独りよがりにならないようにするにはどうすればよいか」といった、まさに自分を含めて多くの指導者が日々直面している実践的な課題について議論が交わされました。
本講演を通じて、臨床研究教育における“デザイン力”の重要性を再確認するとともに、研究者育成の現場で求められる支援のあり方について、教育者として改めて自らを省みる機会となりました。