大学院生の伊藤文人先生が博士(医学)の学位を授与されました。
伊藤文人先生が、博士(医学)の学位を授与されました。伊藤先生は、自分の麻酔科医・救急医の臨床経験を活かして、ボンネットのない車による交通事故では骨折に至るような重症外傷が2~3倍程度増える可能性を研究で示しました。
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0223388
丹念に収集された臨床データで、解析結果は明瞭、データの記載は適切、考察も十分で、救急現場や車の購入や製造に影響を与える知見というご評価いただきました。生粋の福島医大ご卒業の先生が分野に入ってくださったおかげで、福島発の交通事故外傷のクリニカルクェスチョンを一緒に発信することができました。
「交通事故による健康被害は公衆衛生学の対象の一つ」と筑波大学教授の市川政雄先生がおっしゃっており(タカタ財団HPより)、社会医学研究の一端に関わることができたことに感謝しております。福原先生、堤悠介先生から、伊藤先生と主指導教員へご指導をいただけたことも幸いでした。