大学院生の臨床研究論文がInternational Journal of Infectious Diseases誌から出版されました。
感染症法で四類感染症に指定されている日本紅斑熱(原因菌はRickettsia japonica)の確定診断例において、発疹熱の原因菌であるRickettsia typhiに対する交差反応の頻度を調べた研究です。約20%の症例で交差反応が確認されました。それでも両方のペア血清のIgM/IgG力価を比較することで鑑別できる症例があり、最終的には鑑別困難例が全体の5.6%にとどまりました。総合内科・臨床感染症学講座の山藤教授のプロジェクトに大学院生の會田先生が筆頭著者として参画しました。主指導教員は、主要評価項目の解析や結果の見せ方、論文の書き方でコミットしました。
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