Implications of evaluating leg muscle mass and fat mass separately for quadriceps strength in knee osteoarthritis: the SPSS-OK study
Wada O, Kurita N#, Kamitani T, Mizuno K. (#corresponding author)
大腿四頭筋筋力との関係性を脂肪量と下肢筋肉量に分けて分析することの臨床的意義:SPSS-OK研究
Clinical Rheumatology
2020;
39:
1655-1661.
doi:10.1007/s10067-019-04879-6
変形性膝関節症およそ1800脚を分析した研究です。減量は変形性膝関節症のすべての症例に推奨されていますが、減量と大腿四頭筋筋力の関係を分析した研究が限られていました。BMIで25kg/m2までは大腿四頭筋筋力が高くなる一方で、25kg/m2を超える場合は大腿四頭筋筋力の違いは明らかではありませんでした。BMIの代わりに脂肪量でみると、脂肪量と大腿四頭筋筋力は逆U字の関係があり,痩せすぎでも太り過ぎでも筋力は低下することが示されました。減量をBMIで考えるよりも、脂肪量と筋肉量に分けて考える必要性を提唱しました。全文読めます[free-fulltext]。