主指導教員が第6回日本在宅医療連合学会大会のシンポジウムで座長を担いました。

主指導教員の栗田が7月20日-21日に幕張メッセで開催された第6回日本在宅医療連合学会大会のシンポジウムで座長を行いました。

指導教員は、「在宅医療のケアとアウトカムを評価するZEVIOUS研究の追加調査:結果と意義」のセッションの進行役を担いました。ZEVIOUS研究(Zaitaku Evaluative Initiatives and Outcome Study)は、東京・奈良・長崎の29施設、およそ40名の在宅医療医で2020年に行われた研究であり、その後に患者さんの転帰や介護体制もフォローアップして収集した知見を報告しました。

このシンポジウムでは、以下の知見が段階的に共有されました:

①実際の生命予後が短いほど生活機能の障害が重く、健康に関連するホープ(希望)が低下していたこと、在宅医療のQOLは生命予後に関わらず保たれていたことを、安中先生(安中外科・脳神経外科医院)が報告しました。

②患者中心のケアの質が高いほど、自宅で最期を過ごす可能性が高いことと、予後が短いと見込まれた患者さんほど、ケアの質が高かったことを林先生が報告しました(鉄祐会)。

③次いで、在宅患者の同居家族構成や介護体制が自宅で最期を過ごす可能性に影響するかどうかを飯田先生が報告しました(鉄祐会/千葉大学)。

④最後に、医師による直感と実際の生命予後やその他の因子との関連性について次橋先生が報告しました(天理よろづ相談所病院白川分院)。

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