Toida T, Kurita N#, Fujita A, Tominaga R, Inanaga R, Taguri M, Ikenoue T. (#corresponding author, co-first author)
Journal of Bone and Mineral Metabolism
2026;
doi:10.1007/s00774-026-01773-5
(in press)
第1著者/(co-)first author転倒・骨折/fall & fracture透析/dialysis骨・ミネラル代謝異常/MBD骨粗鬆症/osteoporosis2026年内分泌・代謝学/endocrinology & metabolism整形外科学/orthopedics治療の有効性/effectiveness腎臓病学/nephrology
血液透析患者では骨折リスクが高い一方、骨粗鬆症治療薬の有効性と安全性に関するエビデンスは限られています。本研究では、日本の医療・歯科レセプトデータベースを用いて、透析患者におけるデノスマブとビスフォスフォネートの使用と、骨折および薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)の発生との関連を検討しました。
既に治療を受けていた患者群では、デノスマブ使用は、初回およびその後の骨折を含む全臨床骨折の発生率低下と関連しました。一方、新規に治療を開始した患者群では、骨折発生に明確な差は認められませんでした。MRONJの発生率は、ビスフォスフォネート群で100人年あたり0.31件、デノスマブ群で0.65件でした。
本研究は、透析患者における骨粗鬆症治療薬の選択を考えるうえで、骨折とMRONJの両面から参考になる知見を示しました。
研究の立案は、戸井田先生(東邦大学)、池之上教授(宮崎大学)および栗田が共同で行いました。統計解析は、田栗教授(東京医科大学)のチームが担当しました。

