主指導教員の臨床研究論文がJ Nutr Health Aging誌から出版されました。
主指導教員の栗田宜明の臨床研究論文がJournal of Nutrition, Health & Aging誌から出版されました。
聖マリアンナ医科大学の柴垣有吾教授、関西大学の 脇田貴文教授らと発表することができました。稲城市立病院の河原崎宏雄先生、日赤医療センターの石橋由孝先生、多くの共同研究者のいつものご支援もあったおかげで、可視化することができたチームプロダクトであります。感謝申し上げます。
Kurita N#, Wakita T, Fujimoto S, Yanagi M, Koitabashi K, Suzuki T, Yazawa M, Kawarazaki H, Shibagaki Y, Ishibashi Y. (#corresponding author)
ホープレス(絶望感)とうつが進行期慢性腎臓病と透析患者のサルコペニアを予測する:多施設コホート研究
The Journal of Nutrition, Health & Aging
2021;
25:
593-599.
doi:10.1007/s12603-020-1556-4
私たちは、成人の慢性腎臓病(CKD)患者において、健康関連ホープ尺度(HR-Hope)/うつとサルコペニアの関係性を長期的に分析しました。その結果、HR-Hopeスコアが低いほど、サルコペニアになる可能性が示されました。さらに、抑うつを抱えることも、独立した要因としてサルコペニアを引き起こす可能性があることがわかりました。この研究は、ヨーロッパ臨床栄養・代謝学会(ESPEN)とヨーロッパ腎臓学会・ヨーロッパ腎栄養グループ(ERN-ERA)によってまとめられた、高齢のCKD患者向けのタンパク質・エネルギー摂取量の指針とするためのレビュー論文(Piccoli GB et al. Clinical Nutrition 2023)に引用されました。
この研究は、科学研究費補助金の助成を受けて実施されたものです(基盤研究(B) 課題番号16H05216, 研究代表者:柴垣有吾, 研究分担者:福原 脇田 栗田; 若手研究 課題番号18K17970)。