業績
Sato Y, Omae K, Ogawa S, Kirihana Y, Yaginuma K, Hasegawa A, Natsuya H, Hakozaki Y, Endo Y, Meguro S, Tanji R, Takinami-Honda R, Matsuoka K, Koguchi T, Hata J, Idaka T, Ishikawa T, Shimizu H, Tanaka H, Shimura H, Mochizuki T, Oyachi N, Mitsui T, Yokoya S, Ohto H, Kurita N, Kojima Y.
The Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant accident did not increase the incidence of cryptorchidism: An interrupted time series analysis
International Journal of Epidemiology
2026;
(in press)
栗田宜明
福島リポート(第30回) 東日本大震災・原発事故の臨床疫学 数字の一人歩きにご注意!
日本医事新報 (株)日本医事新報社
2019;
54-59.
東日本大震災・原発事故の前後で病気が増えた、うつが増えた、…などといった研究が数多く出版されています。しかし、その増加は本当に原発事故のせいなのか?大震災のせいなのか?デザイン面で考える必要があります。この原稿では、分割時系列解析(interrupted time series analysis)を用いた臨床研究の読み方について解説しています。

Kurita N# (#corresponding author)
東日本大震災・福島第一原子力発電所事故と福島市の出生率の関係性:分割時系列解析
JAMA Network Open
2019;
2:
e187455.
doi:10.1001/jamanetworkopen.2018.7455
[
原発事故から2年間の福島市の出生率は低下 3年目以後は震災前からの長期的な少子化トレンドに ]

この研究では、大震災と原発災害が福島市における出生率にどのような影響を与えたのかを調べました。自由に閲覧できる行政の月別データを、臨床疫学的な方法で分析しました。震災後2年の間は、出生率が10%低下したと推定しました。しかし、その後の2017年までの出生率の傾向は、震災前と同じくらいに回復していました(分割時系列解析の結果から分かるように、震災が起こる前と後では、出生率の傾向に大きな変化がなかったのです)。この回復は、福島市の復興の努力が反映されたものであると考えられました。このようなデータサイエンス研究こそが、私たちにとって、災害から立ち上がり、再び希望を持って未来を歩んでいく力を与えてくれると思いませんか?全文読めます[free-fulltext]。また、日経メディカル・福島民報・福島民友で紹介されました。[原発事故から2年間の福島市の出生率は低下 3年目以後は震災前からの長期的な少子化トレンドに]

