Japanese Clinical Practice Patterns of Rituximab Treatment for Minimal Change Disease in Adults 2021: A Web-Based Questionnaire Survey of Certified Nephrologists

Koizumi M, Ishimoto T, Shimizu S, Sasaki S, Kurita N*, Wada T*. (*co-last authors)
成人微小変化症候群に対するリツキシマブ療法の日本における診療パターン2021:腎臓専門医を対象としたWebアンケート調査
PLOS ONE 2024; 19: e0299053. doi:10.1371/journal.pone.0299053

エビデンスに基づくネフローゼ症候群診療ガイドライン2020」の出版に伴い、微小変化型ネフローゼ症候群に対するリツキシマブの使用実態を調査しました。
2021年11月から12月にかけて、380名の腎臓専門医からウェブ調査に回答をいただきました。その結果、微小変化型ネフローゼ症候群に対する使用経験は47.6%でした。
リツキシマブ療法が保険適用にならなかった経験があるとの回答が15.5%ありました。
リツキシマブ療法の適応症例を治療する機会があったとしても、54.4%が投与を差し控えると回答しました。最も多い理由は、保険適用とならないことによる費用負担が約80%を占めました。
東海大学の小泉先生が主筆となり、多くの先生方のご支援を頂きながら進めて達成できた成果です。主指導教員は特に調査の計画と解析、論文化でコミットしました。